「熱帯のサクラ」と呼ばれる中南米原産のジャカランダが、愛媛県松山市御幸1丁目の写経道場「天龍山・空無我堂(くうむがどう)」で見頃を迎え、青紫色の花が鮮やかに咲き誇っている。6月中旬まで楽しめそう。
堂主の村上空山さん(87)によると、世界三大花木の一つ。2003年にブラジルを訪れた際、散った花がじゅうたんのように地面を覆った景色の美しさにひかれ、苗を取り寄せた。
今年は高さ約5~6メートルの全7本が咲き、7日は通行人らが写真を撮ったり、散った花びらを手にとったり思い思いに親しんだ。
村上さんは「大事に大事に育てた。安らぎと癒やしを感じてほしい」と目を細めていた。